一般社団法人 日本クリティカルケア看護学会

代表理事挨拶

日本クリティカルケア看護学会 代表理事挨拶

 季節の候、会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。

 一般社団法人日本クリティカルケア看護学会は、「看護職を中心とした学会運営を行い、クリティカルケア看護学に関わる多くの看護職者が集結し、人々に貢献するクリティカルケア看護学の確立と発展を目指す」という2004年の学会設立当時の趣旨に即した活動に取り組んでおります。

 これまでの成果として、2015年には、日本クリティカルケア看護学会と人工呼吸療法を主導する日本集中治療医学会、日本呼吸療法医学会との合同で「人工呼吸器離脱に関する3 学会合同プロトコル」が確立されました。2019年には、本学会と日本救急看護学会との合同で「救急・集中ケアにおける終末期看護プラクティスガイド」を確立しています。さらに「せん妄ケアリスト」は本学会委員会が中心となり、確立されつつあります。いずれもこれまでの先行研究の成果や調査をもとに取り組んだ活動の成果であり、実臨床に有用なガイドとなっています。

 また、学会発足後からこの15年間において、会員の皆様の精力的な研究活動の成果として、本学術誌はクリティカル領域に関する看護実践の叡智を蓄積し、発信し続けてきています。具体的には、急性・重症患者の持てる力、秘めている力を引き出し、クリティカルな状況から回復意欲を高め、回復を促すケア、重篤化の予防に向けた高度かつ専門的な看護実践を行うためのケアの内容と方法、治療環境のマネジメントと調整、実践モデルなど多くの研究が蓄積され続けています。

 この様な状況を踏まえて、先人の代表理事が構築されてきました学会運営について継承しつつ、会員の皆様、社員、理事・監事、副代表理事と共に、本学会がさらなる発展を成し遂げられるよう、最善を尽くして参ります。

 令和元年となる2019年は、本学会を発足して15年目という節目の年であります。そのため、今期は、本学会のブレーンとなる委員会活動を中心に、特に将来構想をしっかりと見据えて、実臨床に寄与できる国内外の活動をさらに推進したいと確固たる思いでおります。

 そして、会員を取り巻く現状とニーズを把握し、課題の本質を見極め、必要時は適宜、改善・開拓しながら、しなやかに前進して参りたいと存じます。どうぞよろしくご支援・ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。

代表理事  中村美鈴